2013年(平成25年)に藤沢暴力追放推進協議会が20周年を迎え、藤沢市民会館第一展示集会ホールで記念式典と祝賀会を開催した。

記念式典は、司会進行をレディオ湘南宮川浩子氏にお願いし、開会の言葉神藤利平副会長、主催者挨拶田中正明、来賓挨拶藤沢警察署長稲葉敏幸氏、功労者表彰は藤沢警察署署長表彰として私達役員15名、主催者表彰に遊技場関係者4名と全日本ハーレダビットソン会員11名、歌手1名の合計16名の栄ある表彰を行った。

記念講演は、神奈川県警察本部刑事部組織犯罪対策本部、暴力団対策課暴力団排除対策官の高橋基氏が行い、演題として「最近の暴力団情勢について」を講演した。謝辞を私が、閉会の言葉は塩原相談役が行い、記念式典が厳かに開催できた。

祝賀パーティは、来賓挨拶として鈴木恒夫藤沢市長、高橋八一藤沢市議会議長、その他来賓は金子正彦市民自治部長、山口雄賢防犯交通安全課長並びに田邊勝治神奈川県暴追センター事務局次長、大川原文勝藤沢警察署刑事担当次長、刑事二課長以下刑事合計6名で、特別招待者16名の総合計97名の盛大な祝賀会となった。

乾杯は名誉会長の相原利夫氏、アトラクションとして演歌歌手寿美の歌謡ショー、閉会の言葉を片桐輝久副会長が行い、非常に盛り上がった楽しい祝賀会となった。

20年前の発足時は、藤沢暴力団排除対策協議会の名称で、初代会長は藤沢商工会議所副会頭で大旭建業株式会社代表取締役村上幸男氏、2代目は藤沢商工会議所副会頭で相和設備工業株式会社代表取締役相原利夫氏、副会長に信和工業株式会社代表取締役神藤利平氏が補佐役で活発な活動を行った。その結果、相原利夫会長が警察庁長官賞の金、銀、銅、神藤利平副会長が銀、銅の表彰を授賞している。私は3代目で藤沢商工会議所会頭兼株式会社ミルスペース代表取締役として、平成20年6月に就任して現在に至っている。会の目的は、神奈川県や藤沢市の暴力団排除条例の精神に則り、一般市民と事業者、そして警察署が一体となって藤沢の街から暴力団を排除し、またすべての暴力を追放する運動を推進し、安全安心の街づくりに寄与することである。

主な事業は、暴力追放藤沢市民総ぐるみ大会の開催を柱に、市民まつり等のイベント時のキャンペーン活動、関係諸団体の活動への参加協力、広報・啓発活動などを実施している。こうして継続的、かつ積極的な活動により今年20年を迎える事が出来た。20年を振り返ると発足当初は、藤沢署管内の暴力団員が200名を超え、発砲事件や殺傷事件、建設業者等への恐喝、風俗営業店を通じた活発な活動など一般市民にとりきわめて危険な状況にあったが、継続的な私達の運動が功を奏して、次第に沈静化している。

しかしながら、最近は振り込め詐欺が多発し、青少年の暴力事件などは無論のこと、2015年3月23日には藤沢市南口の繁華街で稲川会系幹部が山口系幹部に拳銃発砲し重傷を負わせる事件が発生するなどまだまだ気の抜けない状況にある。

これからも私達暴力追放協議会の役員一同と藤沢警察署刑事二課、藤沢市防犯交通安全課と連携を取りながら努力していく決意である。